ニュージーランドでマオリ生活

ギリホリでニュージーランドに来て、マオリのパートナーに出会い、パートナービザ、永住権を取ったアラサー女子の生活を書いたブログです。ニュージーランドで義母とパートナーと田舎暮らし奮闘中。ワーホリの方に役に立ちそうなことも発信したいと思っています。

海外在住中の身内の不幸。一時帰国する?

 数ヶ月前の話になるのですが、祖母が亡くなりました。

一緒に暮らしているわけではなく、特に社会人になってからは会う機会が少なくなっていました。

95歳で老衰だったので、周りもそこまでショックだったわけではなく、頑張ったねーという安らかな感じで見送られたようです。

 

こういう時、海外に住まわれている方はどうしてるのかな?と疑問に思いました。

 

f:id:manyjet:20200204134017j:plain

 ある日の朝、母から施設に入っている祖母の容態が悪いみたいだから、ちょっと様子見てくるねとLINEがきました。

心配しながら連絡を待つと、実はもう朝に施設の方が見たら亡くなっていたんだってと連絡がありました。

施設→親戚→うちの両親 の連絡の間に亡くなっていた事実が容態が悪いと伝わっていたようで、結局誰も死に目にはあえませんでした。

 

特におばあちゃんっ子だったわけではなく、20歳を超えてからは数年に一回しか会えなかったのですが、やはりこの訃報を聞いた時は自然と涙が出ました。

小さい時はよく面倒を見てもらっていたという恩を感じていました。

 

 

 

で、お葬式どうしようか?と考えた時に私は初め、すぐに帰って参列するつもりでいました。

電話がきた日から3日後にお葬式です。

うちは空港があるオークランドまで4時間かかるので、すぐに翌朝のバスを予約して、その日の夕方以降に出発する飛行機に乗れば、お葬式前日には実家に着く。そこから翌朝に実家(千葉)から会場(那須)まで行けばギリギリ間に合うという予定でした。

すぐに翌日のバスと飛行機の時間を調べたのですが、お金は高いですがスケジュールに合う予定の便はありました。

 

そんなやりとりを母と電話で話していたのですが、電話の向こうの父が、わざわざそんな無理して帰って来ることないと言ったのです(亡くなった祖母は父方)。

それに母も同調。

それでも、私はまだ迷っていたのですが、母も「会社にも迷惑かかるし、ゆっくり彼と今度一時帰国した時にお線香あげるだけでいいよ」と。

まぁ、私は会社で正社員でもないですし、大した仕事内容でもないので私の代わりはいくらでもいるので、それはそこまで心配していなかったのですが、もう電話している間に日はくれ翌日出発する割には何も用意できていない(交通の予約、荷物、会社への連絡等)ことにちょっと私も気後れをしていました。

 

そして、電話の向こうはもう親戚が集まっているので、叔母さん(父の妹)が電話に代わり、その叔母さんも来なくていいよ。それは無理しすぎるよ。と説得されました。

 

そして悩んだ挙げ句、行かないことにしました。

祖母は周りに迷惑かけることを嫌がる人なので、私が無理してすぐに帰って参列したところで喜ぶかな?と疑問に思って、そういう決断にしました。

この祖母の日本人精神を、人にたかって生きているマオリ母(義母)にも見習ってほしいです。

 

 

manyjet.hatenablog.com

 

その後、ネットでも同じ境遇の方のブログを読んだのですが、お葬式は残された者の為にするもの。と書かれているのを読み、腑に落ちました。

 

幸い、私は仕事を辞めてワーホリに来る前に数年ぶりに祖母に会いに行き、一緒に写真を撮って、それを施設の部屋に飾ってもらったりと一緒に過ごす時間がありました。

その時間のおかげで、心残りが少ないです。

本当はもっと頻繁に会いに行くべきだったのかもしれませんが。

 

もし、両親や兄弟の不幸なら無理してでも帰国しますが、その前に死に目にはあいたいと思っていますが、今回はこういう結果になりました。

 

両親も60代後半になって、体の不調も心配になってくる年代。

海外在住でいると出てくる問題もこれからいっぱい出てくるだろうなぁと痛感しました。

 

 

祖父が亡くなって30年間一人でたくましく生きた祖母。

天国で安らかに休んでもらいたいです。