Aveeno Babyのローション、ボディーソープって本当に赤ちゃんに安心?
生後4ヶ月以降から慢性的な肌荒れを起こしているちびマオリ。
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乾燥ももちろん、肌に良くないのですが、それより化学物質に異常に弱い肌質だということが最近わかってきました。
洗濯洗剤、保湿剤、洗浄料等、成分に刺激を起こすものが入っていると、それがきっかけで肌が真っ赤になってしまうのです。
今までは結構体当たり的に色々、肌に合うものを試してきたのですが、ここ最近になって今後の為を思って、成分について勉強するようになりました。
で、今回は海外在住の方にはお馴染みのAveenoというブランドの赤ちゃん用シリーズについて書きたいと思います。
このAveenoはアメリカ発であの悪名高きジョンソン&ジョンソンからのシリーズなのです。
ジョンソン&ジョンソンのベビーシリーズなんて敏感肌の赤ちゃんにはまず使えないですね。
ですが、このAveenoは敏感肌用に作られているということで、特にこのベビー用シリーズは海外在住日本人ママさんには人気なのです。
スーパーで売られているので手に入りやすいことや値段も高すぎもしないけど、よくあるピンク色のボトルのジョンソン&ジョンソンベビーローションより高いことから、良い成分なのかなと思わせてしまうんですよね。
私もこのベビーローションとベビーソープ持ってます。
試した結果、どちらも赤く発疹ができてしまいました!
特にベビーソープは耳が赤くただれてしまい、ステロイドを使うほど酷く反応が出てしまいました。
成分解析
では、ちょっとここで成分解析を素人ながらしてみたいと思います。
まず、ベビーローション
成分はWater glycerin, distearyldimonium chloride, petrolatum, isopropyl palmitate, cetyl alcohol, dimethicone, avena sativa (oat) kernel flour, citric acid, benzyl alcohol, allantoin, sodium chloride
赤く表示したものが刺激になる成分です。
まずこの成分の記載の順番は多く含まれている順番です。
(着色料、香料、1%以下の成分は除く)
特に3番目まではこれを基盤に作られているのでそこに刺激物が入っているのは本当によくないのです。
まずひとつ目のジステアリルジモニウムクロリドというもので陽イオンの界面活性剤です。
陽イオン界面活性剤って肌に強い刺激性があるのです。
これがまだ成分表の最後の方に入っていればまだいいのですが3番目に入ってるのは、ちょっと気になります。
日本だと陽イオン界面活性剤はヘアケア製品等に使われていますが、保湿剤しかも赤ちゃん用に使われているのは謎です。
二番目はジメチコン。
シリコンの一種で日本で販売されている化粧品等にも含まれています。
これが入ると、つるつるとしたなめらかな質感が出るのです。
シャンプーでもノンシリコンシャンプーが流行ったりと、一応このジメチコンも刺激物扱いにはなるのですが、化粧品等に含まれているの量はそんなに多くないので、私はそこまでジメチコンについては気にしてません。
実際にこのローションを使った感じ、凄くツルっと肌に膜が張られた感じがするのはこのジメチコンのおかげだと思います。
3番目のベンジルアルコールは日本の保湿剤や化粧品等ではあまり成分表で見ないのですが、海外で販売されているものには本当によく含まれています。
防腐剤の役割があります。
肌を乾燥させる刺激物で、できるだけ避けたいです。
成分表の最後の方に書いてあることが多いので、濃度が薄ければ普通肌の人はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、ちびマオリには若干心配。
こんな感じで結構刺激成分が含んでいるんですよね。
香料が入っていないのはいいのですが、赤ちゃんに優しいとは言えない成分だと思います。
続いて、ベビーソープ。
Water, Cocamidopropyl Betaine, Glycerin, Sodium Lauroamphoacetate,Coco-Glucoside, Sodium Chloride, Citric Acid, Acrylates/C10-30 Alkyl Acrylate Crosspolymer, Sodium Benzoate, Glyceryl Oleate, sodium hydroxide, Fragrance, Polyquaternium-10, Guar Hydroxypropyltrimonium Chloride, Butylene Glycol, Avena Sativa (Oat) Kernel Extract
1つ目のコカミドプロピルベタインとは両性界面活性剤。
一応毒性は低いと言われているものの、量によっては刺激になるもの。
2つ目の安息香酸ナトリウムは抗菌作用として使われていますが、肌には刺激になるものです。
次は香料。
やはり人工香料は刺激になるので避けた方が無難ですね。
香料って1つの香りを作り出すのに100以上の科学成分が使われているようです。
その成分は記載しなくてもよいことになっていて、香料とだけ記載すればいいようで。
化粧品等を選ぶ時にこうやって成分解析をするのは面倒な方がほとんどだと思います。
そういう方はまず無香料のものを選ぶところから始めればいいかなと思います。
こんな感じでやはりいくつか刺激性成分が入っているので、このボディーソープが合わないお子さんが多くいるのもわかります。
ボディーソープやシャンプーには基本、香料が入っているものが多いですが、人工香料ではなくてエコストアのように精油を使ったものだとより安全だと思います。
この製品、両性界面活性剤を使っているのでそこまで刺激が強い製品だとは思わなかったのですが、香料がいけなかったのか、ちびマオリには発疹ができてしまいました。
結果、Aveeno Babyはそんなに肌に優しいとは言えないということです。
使用感はとてもいいのですけどね。
ローションも肌がもっちりする感じがするし、ソープも洗った後につっぱる感じはしないですし。
市販のものならどちらかというとエコストアの赤ちゃんシリーズがより安価ですし成分も優しいですので、そちらを試してみて下さい!
あと最後に今回、刺激性の成分を記載しましたが、結局肌に刺激になるかはその量にもよるので、その成分が入っていても肌に必ず刺激になるわけではないので誤解のないようにお願い致します。