ニュージーランドでアフターピルを処方してもらう
男性はもしかしたら聞き馴染みがないかもしれませんが、モーニングアフターピルとは緊急避妊ピルのことで、避妊に失敗した後に飲むピルのことです。
あまり大声で話せる話ではありませんが、ニュージーランドでアフターピルを処方してもらう機会がありました。
今後誰かの役に立ったらいいなと思い、この経験を発信します。
ニュージーランドはアフターピルが安い!
避妊に失敗!
初めてのことなのでびっくりしましたが、もう私もいい歳なので、パニックになったりはしません。
モーニングアフターピルについては知っていましたし、私の友達も処方してもらった子がいました。
日本では婦人科に行って、診察、洗浄してもらい、ピルを処方してもらいます。
大体10000円以上はかかるようです。
さて、ではニュージーランドではどこで処方してもらうんだろう?
···そういえば、薬局の窓にアフターピル処方しますって書いてあった気がする!
と思い出し、翌日仕事後、薬局に寄ります。
注意したいのが72時間以内ではないと効果ありません。
そして早く飲めばその分、避妊率も高いです。
私は翌日だった為、時間は問題ありません。
薬局につき、お店の方に、
“すいません、アフターピルがほしいのですが…”
と声をかけます。
そうすると、その女性は
“オッケイ、今薬剤師呼ぶからちょっと待ってね”
と少し小声です。
すると白衣を着た女性がやってきて、後ろの事務所みたいなところに連れて行かれました。
そこでプライベートな情報…
最後の生理はいつか
生理周期
いつ失敗したか
体重
等を聞かれ、その後薬の説明(副作用等)の説明を受けピルを処方してもらいました。
大体15分ぐらい話していたと思います。
ちなみに体重80キロ超えているとピルの効果が出ないらしいです。
へーそれは知らなかったなー!
彼にこれを話すと、
"だからマオリの女(太っている子が多い)は子だくさんなんだなー"と変な冗談。
多分、無計画なだけだと思う。。。
そしてお値段ですが、やっぱ高いだろうなぁと覚悟していたのですが
35ドル!!!
えっ、もっと高いと思ってた!
日本円だと2500円もかからない。
日本の10000円超えと差がありすぎる!!
そして、その薬剤師さんが
"早いほうがいいから、今日このまま帰ってコーヒー飲むときに一緒に飲んでね"
と言いました。
えっ、コーヒーでいいんだ?
そして、その夜飲み会の予定が入っていたので、お酒も飲んでいいか聞くと、お酒も大丈夫とのこと。
ただ、吐いちゃうと効果なくなっちゃうから気をつけてねと言われました。
薬局を出てすぐ、持っていたお水で飲みます。
ピルは1錠のみ。
口にいれると、すぐに溶け始め、かばんの中から水を取り出している間に、ほぼ溶けちゃっています。
こんなんでホントに効果あるのかな
と思いつつ、お水で流し込みます。
そして、その後副作用もなく、夜は控えめにお酒数杯飲み、寝ました。
その後、効果は?
効果は人によって、次の生理がすぐ来る人もいれば、本来の生理予定日より少し遅れることもあると説明を受けました。
私は、ちょっとピルについて半信半疑だった為、いつ来るかなーと若干ソワソワしてました。
実際、ピルを飲んで5日後に生理がきました!
わーすごい!ホントに効果あったんだ!
っていうのが感想でした。
ピルが手に入りやすい…賛成? 反対?
私と彼は真剣なお付き合いをしていますが、まだ私が永住権を持っていないので、今は子供を作るタイミングではないと思い、今回のような話になりました。
ニュージーランドに限らず欧米の国は日本よりピルが手に入りやすいのではないでしょうか。
それって良いことですかね?
様々な意見があると思いますが私は良いことだと思います。
悪い点は、アフターピルに頼って、避妊をしない人も出てくると思います。
ですが…
私ぐらいのアラサー女性だったら、仕事もお金も多少はあるはずだし、いきなり授かっても、産む、産まないは自身で選択できます。
ですが、若い子達にとっては婦人科に行き、股を広げて診察してもらい、10000万円以上払うことはかなり抵抗があるのではないでしょうか。
そして病院に行ったことで、その後親にバレたくないってことで、行かない子達も多くいると思います。
ドラッグストアに行って、2500円払ってピルを処方してもらう
これだったら、若い子達にとってもそこまで負担にならないのではないでしょうか。
あとは、働き盛りの女性も長く並んで婦人科に行く時間はないけど、休み時間にドラッグストアには行けるよって方は多いはずです。
女性にもっと選択肢を与えるという意味で、私はもっと日本でもアフターピルに限らず、ピルが手に入りやすくなればいいなと思います。
普段、気をつけていても、こういうことはいきなり起きますからね。
皆様もお気をつけ下さい!