Take it easy-Stan Walker 悩んでいるあなたに聞かせたいニュージーランドソング
ロックダウン中、または外出自粛中はおうちでどう過ごしましたか?
久々の長い時間をご家族でゆっくり楽しまれた方もいれば、一人で好きなことをして有意義な時間を過ごした方もいると思います。
その一方、世界的にはDVの数も増えたようで、外に出られないストレスが悪い方向にいってしまったことも多かったようです。
あとは一人の時間が長すぎてくよくよと悪いことばかり考えてしまったり。
日本の芸能界ではSNSの批判のせいで若い女性が自殺してしまいましたね。
これも、外出自粛中ではなく、周りに支えてくれる人がいる環境だったらまた結果は違ったかもしれません。
ここ最近ずっと私の頭の中を巡っているこのニュージーランドソング。
Take it easy Aotearoa(気楽にいこう、ニュージーランド)という歌です。
元々、2012年にリリースされたマオリミュージシャン、Stan Walkerの曲なのですが、最近Youthlineのチャリティーソングとして、Stan Walkerとその他の歌手、著名人でカバーされリリースされました。
曲の最後にはロックダウン中よくテレビで見かけた保管省長官Ashley Bloomfield氏も出ています。
Follow the rules, and we'll be fine(ルールを守ろう、そうすれば私達は大丈夫だ)とコメントしています。
音楽を普段から聞く人は知っているかもしれませんが、ニュージーランドの音楽チャンネルThe EdgeのパーソナリティーSharyn Casey、あとはNewshubのレポーター、Kanoa Lloydも唄っています。
私が一番好きなパートは途中にWestern Spring Collegeのカパハカグループがパフォーミングしながら唄う部分があるのですが、そこがダイナミックで、またニュージーランドらしくて素敵だなと思います。
こういう風にマオリ文化をうまく取り入れるところニュージーランドの素敵なところですよね。
歌詞を一部、簡単に訳すと
道を開いては、壊されて
明るいライト、暗い町
立ち上がって、また転んで
最後には君の道を見つけるだろう
気楽に気楽にいこう
あなたの人生を生きて
どんな天気だって、君と僕は一緒だ
私達は大丈夫だ
今は悩んでいても、また好転するから大丈夫だよってことですね。
Youthlineって?
ニュージーランドの若い子(12~25歳)の為のヘルプラインです。
電話、テキストから無料で相談ができます。
悩みは恋愛、親子関係、孤独、ストレス、自殺等様々です。
ニュージーランドでは、ロックダウンが始まってから普段より50%もテキスト、電話の量が増加したようです。
経済的も悪くなり、ストレスを抱える人も増えたと思います。
それがDVに繋がってしまったり、子供へのメンタルヘルスにも影響しているようです。
Youthlineで働く人の多くがボランティアです。
この団体の資金はスポンサーや寄付金でOranga Tamariki(子供省?)からも年に90,000ドル寄付されています。
普段よりコンタクトが増えた一方、経済悪化の理由でスポンサーが減り、300,000ドルの不足金が出ています。
そこで立ち上がったのがStan WalkerとThe edgeチームで、この曲はYouthlineへの寄付を呼びかけています。
メンタルヘルス関係なので、Ashley Bloomfield氏も出てきたんですね。
ニュージーランドは若年者の自殺率が世界一高いです。
このYouthlineを機能させることは若いキウイを救う為にとても大切なことです。
話を聞いてくれる存在がいるだけで救われる命があります。
もし、今すごく悩んでいる方がいたら、友人、家族と限らなくてもいいので、こういうヘルプラインに頼ってみるのもいいかもしれません。
今の辛い状況がずっと続くわけではありません。
人生、山あり 谷あり。転んでは立ち上がりましょう。
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