ニュージーランドでマオリ生活

ギリホリでニュージーランドに来て、マオリのパートナーに出会い、パートナービザ、永住権を取ったアラサー女子の生活を書いたブログです。ニュージーランドで義母とパートナーと田舎暮らし奮闘中。ワーホリの方に役に立ちそうなことも発信したいと思っています。

ニュージーランドの産後ケア、プランケット(Plunket)がとても親切

ニュージーランドでは出産後しばらくはまだ専属の助産師さんが一週間に一度程(私の場合は)家に訪問してくれ、産後の母体と赤ちゃんの様子を診てくれるのですが、それも産後6週までです。

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6週間以降はプランケットという5歳未満の子供の成長、発達を診てくれる団体に切り替わります。

プランケットがニュージーランドでは有名ですが、地域によってはTamariki Oraというマオリプロバイダーも選べます。

Tamariki Oraも行っているサービスは大体同じだと思いますが、利用したことないのでそこまで詳しくはありません。

 

私も当時、マオリが多い地域に住んでいたので、どちらか選べたのですが聞き馴染みがあるプランケットにしました。


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オークランド等都市部ですと、プランケットのクリニックに出向いて検診を受けるようですが、うちのような田舎の方だと訪問してくれます。

訪問の頻度ですが、月齢が低いうちは数週間に一回ですが、成長と共に数ヶ月に1回になります。

今ちびマオリは1歳2ヶ月ですが、半年に1回程度の頻度の訪問で検診を受けています。

ちなみに、検診に来る方は看護師なのですが、マオリがどちらかの両親にいる場合はkaiawhina(マオリ語でアシスタント)がその検診の間に訪問に来て様子を見に来てくれます。

なので、看護師による検診が6ヶ月先でも、その間にkaiawhinaが3ヶ月後とかに見に来てくれます。

なぜ、マオリの家に限るのかというと、マオリの子供のワクチン接種率が他の人種に比べると低かったり、貧困問題があったりと色々と問題を抱える家庭が多いからだそうです。

 

ちなみにうちでは看護師もkaiawhinaも担当制でいつも来るのは同じ方で、連絡先をもらっているので困ったらいつでも連絡できます。

では、プランケットからどういったサービスを受けられるのかです。

 

 

子供の検診と母親の健康チェック

看護師による検診の際には発達と身長と体重を測ってくれます。

過去にちびマオリが乳児だった時、母乳で体重が増えなくて、粉ミルクだと吐いてしまって、結果体重が減ってしまうということがあったのですが、その時は1週間に2回程度訪問して様子を見てくれました。

そしてその場でGPに予約をとってくれたりしてくれました。

 

その他、実は私は産後に軽く鬱っぽくなってしまったのですが、母親のメンタルヘルスを支える団体Family Startを紹介してくれたりしました。

Family StartはSocial Workerが訪問してくれるのですが、特に何か役に立った感じもしなかったので、(というか自分が鬱の実感がなかった)2回ほど会ってやめてしまいました。

なので、何か心配なことがあれば定期訪問以外にも訪問してくれます。

 

経済的援助

これはkaiawhinaの担当で、低所得地域に住む家庭にfood packageを持ってきてくれます。

大きなダンボールの中に冷凍パイ、パン、肉、野菜、トイレットペーパー、小麦粉、砂糖、洗剤、石鹸、シャンプー、缶詰がいくつか、パスタ、パスタソース、お菓子等本当に色々入っています。

ちなみにクリスマスの時はこれを4箱も頂いて、食品棚がいっぱいになりました。

 

その他、子供服やおもちゃ等色々持ってきてくれます。

そういえば、この前来てくれた時はベビーベッドあるけどいる?って聞かれました。

うちはもうあるので断りましたが。

何か必要なものがあったら、いつでも連絡してねーと言ってくれます。

 

居住環境のチェック

家の中の環境がちゃんと赤ちゃん、子供に適しているかチェックしてくれます。

家にちゃんと断熱材が入っているかや、今、私がオファーされて頼んでいる最中なのですが、サーモカーテンと暖炉周りにゲートを設置してくれることになっています。

サーモカーテンはそのうち専門の方が窓のサイズを測りにきてくれるようです。

あと、階段下のゲートも設置してもらえたようですが、もうすでに自分で買ってしまったのでこれは断りました。

看護師による訪問は検診なので、結構すぐいつも終わるのですが、kaiawhinaの訪問はいつも色々と特別親切にしてくれるので1時間ぐらい話してます。

色々な相談

子供に関することなら何でも相談乗ってくれます。

例えば、離乳食のことだったり(そういえば、離乳食も以前たくさん頂きました)、発達だったり。

看護師とkaiawhinaの訪問は数か月に一回ですが、plunket lineという緊急電話があり、こちらは24時間いつでも相談できるので、急な子供の病気等、連絡すると看護師によるアドバイスが頂けます。

 

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私の担当の看護師もkaiawhinaも年が近いということもあり、とても話しやすくて、正直ミッドワイフより色々と相談しやすいのです。

このプランケットはこれまたニュージーランドの素晴らしい育児制度だと思います。

地域によってサービスは若干違うと思いますが、私はこのサービスにとても満足しています。

 

それでは、ニュージーランドの育児制度の紹介でした!