ニュージーランドでマオリ生活

ギリホリでニュージーランドに来て、マオリのパートナーに出会い、パートナービザ、永住権を取ったアラサー女子の生活を書いたブログです。ニュージーランドで義母とパートナーと田舎暮らし奮闘中。ワーホリの方に役に立ちそうなことも発信したいと思っています。

コロナ後の食料危機!?ニュージーランドの食料自給率

コロナウイルス蔓延後、世界では色々変化が起きています。

アメリカが移民受け入れを一時停止したり、どの国も自国を守るのに必死。

この自国ファーストがマスクに始まり、食料供給にも変化が出てきたようです(すでに一部、制限が終わったのもありますが)。

 

食糧危機?今、何が起きている?

3月31日にWHO, WTO,FAO(国連食糧農業機関)が国際市場の食料品不足が起きる可能性について言及しました。

これは、都市封鎖等で労働力が失われ、生産量が低下したことによるものです。

世界最大の小麦輸出国であるロシアは4月から6月までの間、輸出量を700万トンに制限。

そして世界最大のコメの輸出国であるインドも今は再開していますが、一時的に輸出を停止していました。

 

あとは、このタイミングでアフリカではサバクトビバッタが大発生。

このバッタ達、農作物を食い荒らします。

アフリカでは2000万人が食料不足に直面しています。

 

参考:

コロナ後も襲う世界的「食料危機」の静かな到来 | コロナショックの大波紋 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

各国が自国ファーストになっているところで、日本はそうはなれません。

日本の食料自給率(カロリーベース)は37%です。

 

何かここ最近、色んなところで外交関係バチバチしていますよね。

朝鮮半島、中国とアメリカ、中国とインド、中国とオーストラリア。

この問題がもっと大きくなったら、また物流が狂って輸出停止っていうことが起きてくるかもしれないです。

そういう時に備えて、日本ももう少しは食料生産量があった方がいいでしょう。

農家はあまりお金にならなくて大変。

若い働き手がないです。

今の日本の農業は多くの外国人技術実習生に助けてもらっています。

日本はやはり中国やアメリカ、ロシア等に比べ、農地になるような場所が狭いということもありますが、やはり国が第一次産業にあまり力を入れてこなかったツケがこれから回ってくる気がします。

 

コロナ禍は色々リセットのタイミング。

観光だけじゃなくて食料の外国依存も変えていきたいところですね。

 

 

 

100%超え、ニュージーランドの食料自給率

ニュージーランドは農業大国です。

自給率穀物は250%、野菜・果物類は203%、肉類335%、魚介類が625%です。

参考:http://www.goonz.nz/investment01/

まぁ、人口が少ないからなんですけどね。

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スーパーに行くと、にんにくや生姜、バナナ等一部を除いては野菜、果物は国産。

肉類もほぼ国産。

小麦、お米はオーストラリアからの輸入品。

ということで、ほとんど毎日、国産のものを食べています。

でも、あまり安くないんですよね。

 

ニュージーランドはあまりビニールハウス栽培が盛んではないので、特に野菜は旬を過ぎると一気に値段が跳ね上がります。

今だったらトマトは高いのであまり買ってないです。

 

輸入された物があったら、どの時期でも安いものが手に入るのになーと思ったことがよくありました。

国産はニュージーランドの酪農家を守るのにはいいけど、正直うちみたいな低所得の者にしたらもう少し選択肢がほしい。

安全で美味しいものを食べたい人は国産を選ぶだろうし、値段を抑えたい人は外国産とね。

 

でも、今回のコロナ騒動で、もっとニュージーランド産のものを買おうと思いました。

少しでもニュージーランド経済や栽培者の助けになるように。

生きる為には食が大切。

こういう不安定な世の中、食料が豊富にあるニュージーランドは小さい大国ですね。