ニュージーランドも外出禁止令が。でもパックハウスの仕事は続きます。
ニュージーランドでもコロナウイルスの感染者数が日に日に増えています。
昨日まで102人だったのが現在は155人。
いつも対応が早いニュージーランド政府は、この状況について4つのステージのシステムを作りました。
そして、日に日にステージが上がり、今日の時点では3ですが、明後日からは4になります。
4になると市民の生活に必要なお店や施設を除き、全て閉まってしまいます。
もちろん交通、学校、ほとんどの仕事もそうです。
今回の外出禁止令、4週間の予定となっています。
武漢に続き、アメリカ、ヨーロッパの国々がすでに外出禁止令が出されていてニュースで見ながら大変だなぁと思っていたら、割とすぐに私の身にもふりかかってきてしまいました。
このニュースが報道されたのが昨日の昼過ぎで、昨日の仕事中は上司から何もアナウンスメントはありませんでした。
外出禁止令が出てからは開くのはスーパー、薬局、病院、ガソリンスタンド、銀行といった限られたものだとニュースでは報道があったので、もしかしたら私のパックハウスの仕事も閉まってしまうかなと考えていました。
その場合は正社員においては、フルタイムの8割のお給料を保証してもらえます。
アルバイトの場合は週350ドルが保証されます。
そして政府が会社にお金を助けます。
なので、マオリ君は仕事がなくなることを期待していました。
私はほぼフルタイムで働いているものの、正社員ではないので、350ドルが保証されます。
まぁ細々と暮らしているので週350ドルあれば貯金を使うことはなく過ごせます。
でも、せっかく始まったキウイフルーツのシーズン。
一年間の中で一番の稼ぎ時なのでお仕事がなくなってしまうのはちょっと残念。
そして今日、仕事に行くと朝礼でまず、人と人との間を2メートル空けてと言われました。
そして皆に聞こえるように声を張り上げて話す上司。
話を要約すると、私達の仕事はessential job(市民にとって必要な仕事)であって、仕事は続けます。
その一方でコロナウイルスを持ち込まないように気をつけましょう。
みたいなことです。
マオリ君がっかり。
そして、休憩の前後は上司が手洗い場のところに立ち、ちゃんと皆手を洗っているか確認していました。
まぁ普段からこれは言われていることなのですが、遅刻しそうで急いできている人とかは手を洗わないでそのまま館内に入って来る人もいますからね。
ちなみに、人との間を2m空けてとことですが、なかなか難しい話でグレーディングのテーブルは隣同士そこまで離れていないので、大体1mぐらいづつしか離れていません。
パッキングの方は普段は一人1レーンを見ているところ、今日は二人で2レーンを見ていました。
一人がフルーツを並べて、それをもう一人の人に流し、その人が箱を閉めるというやり方です。
パッキングレーンが隣同士近いので、このやり方だと人との間隔を空けられます。
でも、常に2m間隔を空けていられるかと言ったら、それは難しいですね。
正直、うちで箱詰めしているキウイフルーツはほとんど外国に輸出されるもの。
そして、その中の品質がちょっと悪いものだけニュージーランドで売られます。
なので、市民にとって必要かって言われると、まぁ何とも言えないのですが、確かにニュージーランドの全てのパックハウスが閉まってしまうとスーパーにはキウイフルーツが出ないですものね。
ちなみに、もちろんキウイピッキングの仕事も続くようですし、それを運ぶトラックも動きます。
今の時点では、こういう状況ですが、また感染者が日に日に出たらまた変わってくるかもしれません。
そう考えると、ワーホリの方たちがよくやるファーム、パックハウス系は仕事が続くところが多いのではないでしょうか。
でも、やはり普段より仕事が見つけづらいことには変わりないですよね。
結構お金を貯めてワーホリに来ている方はいいけど、ニュージーランドで稼ぎながら過ごそうと思っていた方にとっては結構痛いニュースです。
これを機に、早めに帰国する方もいるのかもしれないですね。
仕事を探している方、ケリケリに限らず他のパックハウスももしかしたら空いているかもしれませんよ。
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体調に気をつけながら、しばらく仕事頑張ります。