【海外出産】ニュージーランドでの出産レポート
早いもので出産してから2週間も経ってしまいました。
母子ともに無事でございます。
3/12 14:34に3260gの元気なちびマオリを出産致しました!
推定体重は3700gと言われていたので結構エコーだと誤差がでるものですね。
助産師さんがお腹を触った感じだともっと小さいと言われていたので、機械より長年の経験が勝ったようです。
入院当日 出産まで
私は誘発分娩の為(詳しくはこちら↓)
朝7:30にファンガレイホスピタルに行く予定でした。
入院2日前におしるしがあり、それからもずっと血が出続けていました。
おしるしって1回ちょこっと出るぐらいと思っていたので、生理のようにずっと出ていたのでビックリ!
そして入院前夜、10~12分間隔の前駆陣痛があり、全く眠れず、しかし朝5時過ぎると、かなり遠のき普通に歩けるようになりました。
6:00過ぎに家を出て1時間弱のドライブ。
たまに子宮がキューっと痛くなりますが、まぁ平気です。
7:30ちょっと前に病院に着きましたが、部屋の準備ができてないとかで結局8:00頃までロビーで待ち、それから病室に通されました。
この時は小部屋ではなく、隣のカーテンでどなたかもNSTをやっているようでした。
そして私もNSTを始めました。
時たま、子宮がキューっとなると、モニターの数値も70ぐらいになります(平常時20ちょっとぐらい)。
まぁこれぐらいの痛みならまだ大丈夫です。
産婦人科医さんが忙しいようで、結局その後11時過ぎまで放置。
私もマオリ君もウトウトしていました。
そして、ようやく産婦人科医さんが挨拶とこれからの処置についてもう1回説明をしてくれました。
私も、おしるしと前駆陣痛について話しました。
その後、私がここ数週間、血小板の値が低い為、最後に一度、看護師さんによる採血がされ、すぐ後に助産師さんによる内診。
ニュージーランドでは日本のような内診用の椅子がないので、ベッドに仰向けになり、膝を立てて、両膝を横に倒すカエルのようなポーズで内診を受けました。
深呼吸しながらやりましたが、結構不快。
ジェルを2本指につけて、膣の壁をグリグリ指で歩かせていきます。
なんとこの時点で子宮口3cm程開いていました!
0cmだと思っていたのでちょっとビックリでした!
そして、指をいれたままジェルを注射器みたいなようなもので膣内に注入。
器具のあたりどこをが悪かったのか、注入される時若干傷みを感じました。
このジェルは子宮口を開かせるもので、同時に人によっては陣痛も促します。
効き目が悪いと6時間後にもう1回注入、それでもダメだと翌日にまた注入します。
助産師さんが言うにはもう3cm程開いているので、この1本で大丈夫そうだと。
安心しました。
ジェルの効果が出るには時間がかかるようで、助産師さん一旦、退室。
マオリ君も一旦、外に一服しにいきました。
すると、すぐに子宮の張りが酷くなりモニターは70超え。
さっきまでは、たまにお腹が張るぐらいだったのですが、今は間隔なしにずっと張っています。
何かおかしい、間隔ないと赤ちゃんにストレスがかかってしまうんじゃないかと思い、ナースコールを押しました。
先程とは違う、助産師さんが来て、私がお腹が痛いんだけどと言うと、陣痛が来てるから通常よ。と。
そして、私が、ほとんど痛みの間隔がないことを言うとNSTの紙を見て、その間私の子宮の痛みはもっと激しくなり、うーっと声が出るように。
もうモニターの数値はいくつを示していたのか確認することもできず、痛みで全身震えだしました。
いつの間に助産師さん5人ぐらいが集まり、産婦人科医を呼ぼうと話していました。
あ、やっぱり何かおかしいんだなと思いました。
そして先程の女医さん再登場。
やはり、ジェルの効果が出すぎているので、一旦膣内に水を注入させジェルを洗い流すことに。
この処置はほとんど痛くなかったです。
ですが、あまりこの効果はなく、痛み止めの注射をされました。
そして、これもほとんど効果がなく。
そして、分娩室に移動させるような話になったようで、ベッドのまま移動されていきました。
その途中マオリ君が帰ってきました。
分娩室にきてから、笑気ガスが手渡され、痛みを感じる時に深く吸うとのことでしたが、この効果はほとんど感じませんでした。
ただ、陣痛がきている時もこれを吸おうとするので呼吸を止めずにいられたのはよかったかもしれません。
この時、内診され子宮口5cm。
陣痛もきつつ、内診もされて、かなり辛かったです。
そして、女医さんからエピドューラル(無痛麻酔)の提案をされ、お願いすることに。
しばらくすると麻酔科医さんがきて、私の陣痛が少し治まった時に麻酔の説明をしてくれました。
そして、背中にまず麻酔の注射をしてからそれから管なようものを通していきます。
私は注射の痛みは割と強いようで、この処置はまったく痛くなかったです。
というか、陣痛が比べようもない程痛かったので気にならなかったのかもしれません。
しばらくすると、若干傷みが和らぎました。とは言っても10が8になったぐらい。
多分自分の間隔的に2分ぐらいの間隔で陣痛は来てます。
ここにきて、ようやく陣痛の合間にマオリ君と話せる余裕がでてきました。
もう、この子で最後ねと言ったら、うんと頷いてました。
この時点で、赤ちゃんの心拍も高くなっていたので、若干ストレスがかかっているようでした。
そして次は人口破水。
膝をまたカエルのように開き、そこに棒状のようなものを刺します。
見た目ほどそこまで痛くなかったです。
すると、じわーっと温かい液体が出てくるのを感じました。
その後、痛みの感覚が変わり、今までの子宮の締め付けられる痛みプラスお腹の内側から何かこみ上げる痛みが加わりました。
しばらくしてまた内診。
しかし、子宮口5cmから3cmに戻りつつあるようで、お産が長引いて私の体力ももたないだろうし、赤ちゃんにもストレスがかかっているようだったので、帝王切開を提案されました。
私はこの女医さんに、帝王切開が一番安全か聞いたら、そうだと答えられたので、承諾することに。
承諾書にサインをすると、陣痛を止める注射を打ってもらいました。
しかし、それも全く効かず。
分娩室に入ってからは、素っ裸でいたので(助産師、産婦人科医、麻酔科医、全員女性だった)簡単にシーツを体にかけてもらいベッドごとオペ室へ。
途中今までとは全く別の医師達6人ぐらいに引き継がれました。
ニュージーランドでは局部麻酔の帝王切開の場合でも立ち会いが許されているので、マオリ君も私の麻酔の効きを確かめる間、ドアの向こうで待機。
そしてすぐに私は背中に局部麻酔を打たれました。
まだ陣痛がきてるせいか、この注射も全く痛くなかったです。
そして、もう一度内診。
麻酔が入っているのにまだ痛い。
膝を曲げてみてと言われ、やってみると普通に曲げられちゃいます。
結局、麻酔が効いていないようなので、全身麻酔になることに。
そして私はマスクをつけられ眠りにつきました。
出産後
起きたら大部屋で、看護師さんに名前を呼ばれて気づきました。
赤ちゃん生まれてるわよーと言われて、一安心。
それからマオリ君とちびマオリが待ってる部屋へベッドごと運ばれます。
どうやら術後2時間ぐらいは寝ていたよう。
私はベッドから起き上がることはできず、ちびマオリのベッドは私の顔の横にはなかったのでお顔はすぐに確認できませんでしたが、マオリ君は赤ちゃんは私に似てると言ってました。
たまに聞こえてくる泣き声が可愛い!
看護師さんが、ちびマオリを抱いてみるかと聞いてくれたのですが、まだ眠さと、目眩があって、体調がすごく悪かったので、また後でにしてもらうことにしました。
抱いて落としてしまいそうで怖かったからです。
結局、全身麻酔になってしまったのでマオリ君の立ち会いも叶わず、誰もちびマオリの誕生を見ることができなかったのが残念です。
全身麻酔だと、え、いつの間に生んだの!?って感じです。
ちびマオリが生まれてすぐ、マオリ君に手渡されたようですが、その光景も見たかったなー。
でも無事に何とか元気な男の子を出産できてよかったです!
ちょっと長くなりましたので、その後の話はまた今度!